とりあえず僕は帰らなきゃ行けないので、
『…、5時の鐘が鳴ったから帰らなきゃ。だから、またここに来てくれる?』
そう書き加え、彼女にノートを返却した。
彼女はまたノートにペンを走らせてから、今度は僕に見せてきた。
『名前を褒めてくれてありがとうございます。じゃあまた明日、同じ時間にここであって頂いてもよろしいですか?』
そう書かれていたので、僕は大きく頷いた。
僕はジェスチャーで一緒に帰ろうって言ったけど、彼女は、
『もう少しここにいます。お気遣いありがとうございます。』
そう書いてから僕に見せてきたので仕方なく一人で帰ることにした。