『確かに不思議ですね!(笑)あの、お名前聞いてもいいですか?私は、永野麗音って言います。この名前おかしいですよね。(笑)』
僕が書こうとしてたことを先に書かれてしまった。
永野…。どこかで聞いた事ある苗字だったけど、それほど珍しい苗字じゃなかったのでスルーした。
とりあえず、僕はその質問に答えるように、
『僕は、吉岡湊。君の名前は素敵だね。何がおかしいの?』
こんなに素敵な名前なのに何がおかしいのだろうか。
彼女の可愛い顔にはぴったりな名前だと僕は思う。
そんなことを考えていると、彼女は再びノートを渡してきた。