僕らの地元の駅に着いたのは夜遅くなってしまったので智は「茜は俺が送っていくから。お前も麗音ちゃんを送ってやれ」と言って僕に気を遣ってくれたのか自分がただ単に2人で帰りたかったのか分からなかったけど(おそらく両方)二人で帰ることにした。いつもの分かれ道に来たが麗音は何も言わなかったので最後まで送って行くことにした。
「あら、おかえりなさい」
麗音が玄関のドアを開けると節子先生が出迎えていた。僕はちょうどいいと思い、お土産を渡すことにした。麗音に内緒で買ってた手話を教えてくれたお礼の兼ねてのお土産。
「あの、これ。お土産です」
「おー。ありがとさん。それと、麗音を送ってくれてありがとうな」
「あ、いえいえお気になさらず。では、これで僕は帰るので」
「上がっていくか?」
正直あがりたかったが、さすがに母が心配するので辞めた。
「母が待ってますので。では失礼します」
「……そーか」
麗音も残念そうにしてくれたのが少しだけ嬉しかった。
「あら、おかえりなさい」
麗音が玄関のドアを開けると節子先生が出迎えていた。僕はちょうどいいと思い、お土産を渡すことにした。麗音に内緒で買ってた手話を教えてくれたお礼の兼ねてのお土産。
「あの、これ。お土産です」
「おー。ありがとさん。それと、麗音を送ってくれてありがとうな」
「あ、いえいえお気になさらず。では、これで僕は帰るので」
「上がっていくか?」
正直あがりたかったが、さすがに母が心配するので辞めた。
「母が待ってますので。では失礼します」
「……そーか」
麗音も残念そうにしてくれたのが少しだけ嬉しかった。