「そーゆーお前の彼女とは最近どうなの?」
「え?俺か?俺はなー。今結婚の準備をしてる最中だぜ!」
と買うつもりなのであろう結婚雑誌を見せびらかすようにして言ってきた。
僕達の高校生活は今でも最高の思い出だ。
彼女と出会ったあの河川敷と『あの太陽』にも感謝している。
僕はずっと太陽は可哀想な星だと思っていたけど、彼女は『太陽はかっこいい』と言っていた。それは単純に見た目とかそういう話じゃなくてちゃんと意味のある理由だったのを今でも鮮明に覚えている。そのおかげか今の彼女がいると言っても過言ではない。
これはそんな僕らの物語だ。