部屋に入るなり麗音が僕に向かって綺麗な声で言ってきた。僕は深く頷き、ベッドに寝転んだ。
麗音はノートを取り出し、『汗かいちゃったから先にお風呂行きたい』と書いて僕に見せてきたので僕らは風呂場に向かうことにした。最上階に風呂場あるみたいなので二人で並んで向かった。
「じゃあまた後で。もし、先に出たらここで待ってて」
と近くに置いてあった椅子を指さして言った。麗音は頷いてから「女湯」と書かれた風呂場に入っていった。僕も「男湯」と書かれた風呂場に入り、裸になり中に入った。中はそこまで広くはないが2人で泊まるには十分なスペースで外に露天風呂もあった。早速体や髪を洗い、風呂に入った。単純に気持ちが良かった。
「今頃、智達は上手くやってるかな……」