部屋を出ながらからかうように言ってきた智を少し睨みつけてからカバンからノートを取り出して、
『じゃあ、早速練習しようか。』
そう書いて見せた。さすがに2回行っただけじゃ、まだノートに書いた方が早い。
麗音は深く頷いてからピアノの椅子に座って、蓋を開けて「ド」から順番に音を出した。音の確認をしているのだろう。弾き終わるとこちらの方を向き、
『今のであってましたか?』
とノートに書いて見せてきた。だから、僕は深く頷いた。
『では、今から文化祭で弾こうとしてる曲を見せます。』
麗音はカバンから携帯を取り出してある動画を見せてきた。麗音はやる気満々みたいだ。いつもの可愛い顔ではなく真剣な眼差しでこちらを見ながらノートを見せてきた。
『じゃあ、早速練習しようか。』
そう書いて見せた。さすがに2回行っただけじゃ、まだノートに書いた方が早い。
麗音は深く頷いてからピアノの椅子に座って、蓋を開けて「ド」から順番に音を出した。音の確認をしているのだろう。弾き終わるとこちらの方を向き、
『今のであってましたか?』
とノートに書いて見せてきた。だから、僕は深く頷いた。
『では、今から文化祭で弾こうとしてる曲を見せます。』
麗音はカバンから携帯を取り出してある動画を見せてきた。麗音はやる気満々みたいだ。いつもの可愛い顔ではなく真剣な眼差しでこちらを見ながらノートを見せてきた。