考え事をしていると麗音が僕の肩をポンポンと叩いた。顔をあげると夕日が照りつけていた。『今日の太陽』とのお別れの時間を知らせてくれた。僕はと言うと太陽ではなく麗音の横顔を見ていた。そんなことをしていると、不意に麗音がこっちを見てきてバッチリ目があってしまった。すぐに視線を逸らすが無駄だった。
「どう…したの?」
すぐに「なんでもない」と首を横に振っておいた。
『今日の太陽』とのお別れが済んだところで2人で家に帰った。ちゃんと麗音を家まで送ってから帰宅した。