「あの、麗音はなんて…」
「あ、ただいまとおかえりって言っただけじゃよ」
なんか仲間外れにされてる気がする。なんて考えている自分がいて少しだけ自分を嫌いになった。そんなこ
とを考えていると麗音から肩を軽く叩かれて、こっちにおいで、と手招きされた。チラッと節子先生を見るとお茶を啜っていた。まだ出かける時間じゃないのだろうか。
とりあえず、僕らは麗音の部屋に向かった。麗音の部屋に入るのは2度目だ。きちんと許可を得て入るのは初めてだけど。
部屋に入るとすぐに携帯を取りだした。それは麗音が部屋に入ってすぐカバンから携帯を取りだしたからだ。すかさず僕は麗音にLINEをした。