『終わったけど、どうしたの?』
そう送ってから自分の家に帰った。
家に着いて夕飯の準備をしながら、麗音の『話したいこと』を少しだけ考えたがなんにも検討がつかなかった。夕飯の準備を終え、あとは温めるだけというところで料理をするのを辞め、自室に戻り再び携帯を開くと麗音から返信が来ていた。
『少しだけ手伝って欲しいことがあって。明日の放課後、私の家に来てくれませんか?』
麗音のためならなんだってやろうとする僕にとって断る理由なんてなかった。
『わかった。僕にできる範囲なら。』
そう送ってから数分後麗音から、「ありがとう。じゃあまた明日!」そう返信が来た頃、母が帰ってきたので夕飯を温めて、いつも通り食事をした。