知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「華ちゃん、今日はもうやめようか」
「どうして?」

「集中できてないみたいだからだよ、ノート貸してあげるから、マーカーのついてある所を覚えてきて、宿題ね」

「でも、稔くんが困るでしょ」

「明日返してくれたらいいよ、出よう、何か温かいもの飲みに行こう」

学校近くのコーヒーショップに入った
カウンターに隣同士で座る

「華ちゃん?」
「何?」

「悩んでる?何か……」

「ど、どうして?」

「華ちゃんさ、もっとわがまま言っていいのに、俺、ハキハキ言うとこ好きなのにさ、俺が嫌なら直すし」

「……稔くんは何も悪くないよ、あたしこそさっきごめん、勉強駄目にしちゃって……

4人でいると普通なのに、2人になるとドキドキしちゃって、落ち着かなくて……」

「俺だってドキドキしてるよ?」

稔が優しく笑う

「愛美達が堂々と付き合いだしたら余計に意識しちゃって」

「斗真が好きすぎていつもひっついてるからな、毎日キスしてるし目のやり場に困るよな(笑)」

「稔くんははっきり言って欲しいって言ってくれたけど中学の時に少しだけ付き合った人がいて、はっきり言うから振られたの……だからまた不安もあって」

「その子とは比べないで欲しいな、俺はちゃんと受け止めるし、言い過ぎだと思ったら彼女なら逆に注意する」

「……稔くん」
華の目からは涙が出てきた

可愛い……

稔は手で拭うと軽く目尻にキスをした

「えっ」

「ごめん、華ちゃんが泣くなんて思わなかった、可愛い(笑)」

稔は優しく笑った

「嫌だったならごめん」

「嫌じゃないし、もっとして欲しい」

「正直だね(笑)店から出ようか」

稔は華の手を繋いで近くの公園に来た

辺りはもう暗くて人もほとんどいなかった

「俺は斗真みたいに人前では出来ないけど……

華ちゃん、好きだよ」

稔は華の唇に軽くキスをしてくれた

華は稔の首に手を回した

「まだ、もっとして」

今度は華からキスをした

稔は華の頭をなでる

「んっ……あのね、ずっとしたかったの」

「そっか、ごめん、緊張が半端なくて」

「あたしからしてもいい?引く?」

「大丈夫」
「稔くん、好き!(笑)」

華は稔に飛びついた