知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「俺、腹減ってきた、ちょっと走って何か食ってくる」

「いいよ、愛美ここに来るんでしょ?」
「うん、待ってて」

斗真は走って行ってしまった

「軽くマネージャーの差し入れを食べただけだったから腹減ったんだな(笑)」

「さっき会ったのがそうよね?」
「うん」

「前見た時とちょっと雰囲気が変わった感じだった

美人でスタイルよかったね、男子が喜びそう」

「そんなことないよ、石田さんの方が美人だし……あっ」

稔は恥ずかしくて目を反らせた

「……ありがと」

「いや、ほんとにそう思ってるから」

「その……嶋本くんとマネージャーさんはクラスで仲良いの?」

「マネージャーのいる女子グループが俺達の横によく居て話にも入ってくる感じなんだよな」

「大きなグループになってんだね」

「マネージャーってやっぱりモテるから話したい男子もいて興味が無い斗真も俺も何も言えなくて……

前話したと思うけどターゲットは斗真なんだよな」

「マネージャーとくっつけようと……」

「そう……」

「それは、白方くんしか気づいてないの?」

「多分……斗真は石川と付き合う前はほんと男女分け隔てなく話す奴でさ、女子同士でも揉め事とかあったくらいなんだよ」

「そっか、だから愛美は隠したいのかな、それじゃあ昼休み楽しくないじゃん、2人抜ければ?

そうしたら愛美と嶋本くん毎日話せるのに」

「まあ、斗真が石川と会えない日が続くと口数が減るっていうか(笑)」

「うちら2人で食べてるから一緒に食べる?」

「俺もいいの?」

「あたしは1人でカップルといろって?」

「あっ、いや……斗真と相談しとく」