それから僕らはホテルをチェックアウトした。
「帰りの新幹線の時間まだあるよね?お土産買いたいんだけど、いいお土産屋さんとか知ってる?」お土産は家族と蓮の分だ。
「うん、まだ時間あるよ!私も買いたいと思ってたんだよねー、ガイドブックに書いてあるところに行ってみよう!」
あれ、昨日お土産買ってなかったか?買い忘れだろうか。友達が少ないとお土産を彼女みたいにたくさん買わなくて済む、これが友達が少ないメリットだ。僕はそんなくだらないことを考えていた。
というわけで僕らはお土産屋に向かい。僕は蓮と両親にお土産を買った。彼女はというと
「これ美味しー!」
試食コーナーにずっといる。