それから僕達は夜ご飯を食べることにした。
多分、夜に食べるものではないけど、もうひとつの岩手県の名物、盛岡冷麺を食べた。ヒンヤリとしたもちもちの麺がとても美味しかった。これも小学生が考えるような感想しか出てこなかった。もしかしたら僕の脳は小学生で止まっているのかもしれない、と自分が心配なったが別に構わないと思った。
食べ終わったところで辺りが暗くなってきたので、彼女が予約したという旅館に向かうことにした。
着いたのはいいものの、そこはとても高校生が泊まれる場所ではなかった。
もちろん変な意味じゃない、値段が高そうという意味だ。