彼女が調べた結果、歩いて一分もしないところにあった。僕もお腹がすいたので素直に従うことにする。ちなみに、わんこそばは僕も初めてだ。
中に入るとエアコンの効いている涼しい部屋だった。それに、ゴールデンウィーク初日ということもあり、割と空いていた。
案内され席に座ると彼女がすぐに、
「わんこそば二人!お願いします!で、いいよね?」
元々やる予定だったとはいえ、断れない流れを作られた。やらない予定だったらどうするつもりだったんだか…。
「……じゃあ、はい。僕も彼女と同じでお願いします」
一口食べた瞬間に口の中で広がった。麺がもちもちで美味しい。これはいくら食べても飽きない味だ。
食レポを初めてした新人アナウンサーみたいな感想しか出てこなかった。