次の日から、僕と彼女との謎の生活が始まった。僕の案であのノートは交換ノートにすることにした。理由は僕のしたいことがあんまり思いつかないし、彼女が僕にさせてあげたいことの方が多いからだ。あのノートはお互いのやりたいことを書いていってついでに一週間交代で日記をつけていった。彼女の日記はなんか短く雑な気がするけどあんまり気にしてはない。
基本は毎週金曜日の放課後にこっそり蓋付きの下駄箱に入れている。蓋付きでほんとに良かった。でも、ラブレター渡すみたいでなんか嫌だけど仕方がない。
ちなみに、彼女とは学校では全く話さない。僕が彼女に話しかけないでくれと頼んだ。でも、生徒会関係ならたまに話す。それは周りもわかっているみたいで問題ないらしい。全く基準が分からない。
でも、たまに何も無いのに学校の図書室で普通に話しかけてくる。本を読んでいる時は本の中の世界にいたいのだ。