「カップルですか?カップル割りありますけど」
僕はボーリング場にカップル割りは珍しいなと思った。そんなことを考えてると彼女が即答していた。
「そうです!見ての通り、カップルです!」
と言って僕の腕を掴んできた。心臓が飛び出るかと思った、冗談だけど。
とりあえず安くなるのならそういうことにしといてあげようと思う。
「そうですね一応…」
「一応!?」
彼女が反応する。が無視をした。そしたら店員さんが
「照れ屋な彼氏さんですね!ではしっかり割り引かせていただきます!」
そのあとは靴を選んでからボールを選んだ。
ちなみに僕の足のサイズは二十六で、ボールは十三ポンドを使う。
そしてあとはゲームを始めるだけという状態になった。
彼女が初めに投げる。なまえを書いた順番がそうだったからだ。
「じゃあ投げるよ!?」初めてボーリングを投げる人みたいなことを聞いてきた。
「どうぞ投げてください」
投げ方は本当に初心者みたいにぎこちなかった。