それに休日に人と会うのなんて小学生以来だな。そんなことを考えていると彼女がいきなり変なことを言い出した。
一瞬なんの事だかわからなかったレベルで。
「でもとりあえず一個目はクリアだよね?」
「なんの話?」
「君のノートの話!」
そう言われてノートを開き一個目を見てみる。
・蓮以外に友達を作る
そう書いてあった。
これは昔、あくまで小説を語れる仲間ってことで書いたものだ、決して彼女みたいな人との事は書いたつもりは無い。
「てか!そのノートやっぱり君のじゃん!」
「うん、そうだよ。もうどうでもいいやって思って、そんなことより誰と僕が友達なの」
まさか僕と彼女が友達?さすがに無理だがあると思う。
「私だよ!違うの?」
「わかんない…」