それから、すぐに学校についた。二時間目の途中だったが、普通にドアを開けて中に入ると、私に気づいた朱里が授業中にも関わらず席を立って飛びついてきながら、
「芽依ー!いなくなっちゃったと思ったよー!なんで連絡くれなかったのー!?」
今にも泣きそうな声で朱里はそう言った。
でも、申し訳ないけど、私の目線は彼の方を向いていた。クラスのみんなが私に注目しているにもかかわらず彼だけは相変わらず窓の外を見ていた。まるで、この世界に飽きているみたいに。やっぱり彼は面白い。そんなことを考えていると先生が、
「おい。松浦、嬉しいのはわかったから、とりあえず座りなさい。それで山本、なんでこんなに休んでたんだ?」
矛先が私に向いたけど、理由なんて考えてなかったので、
「芽依ー!いなくなっちゃったと思ったよー!なんで連絡くれなかったのー!?」
今にも泣きそうな声で朱里はそう言った。
でも、申し訳ないけど、私の目線は彼の方を向いていた。クラスのみんなが私に注目しているにもかかわらず彼だけは相変わらず窓の外を見ていた。まるで、この世界に飽きているみたいに。やっぱり彼は面白い。そんなことを考えていると先生が、
「おい。松浦、嬉しいのはわかったから、とりあえず座りなさい。それで山本、なんでこんなに休んでたんだ?」
矛先が私に向いたけど、理由なんて考えてなかったので、