これ以上構ってられないので、彼女が大笑いしてる隙に、早歩きで学校に向かう。
「ねー待ってよ!」
僕は聞こえてないふりをするが、彼女は訳の分からないこと言ってきた。
「あー!もう!無視するなら君の病気のことみんなに言いふらすからね!」
僕は振り向いて呆れた顔で返答する。
「なんでそうなるんだよ。もしかして、それで僕が『じゃあ従いますー』ってなると思った?それに君がクラスのみんなに言ったところで誰も信じないよ、ましてや僕の話のことなんて」
そう言うと彼女は腕を組んでなにか考えてるみたいだった。
「うーん、どうするか……」
そう言ってから何かを閃いたみたいに、ピコン!と効果音がなった気がした。もちろん気のせいだけど。
「よし!いいこと考えた!」