「芽依ちゃん、大丈夫?最近元気ないね…私でよければ話を聞くよ?」そう言ってくれて涙が出そうだったのを覚えてる。でも、私は病気なの、なんて当時の私は到底言えなかった。
それから二年位が経ったころ、いつものように病院に行くと、医者の口から両親へ二十歳まで生きることができないことが告げられた。私はその話をたまたま聞いてしまった。その時の私は「二十歳ならまだまだだな」と思っていたけど、少しだけ不安だった。
そんなある日、病院にいるのにも関わらず元気にはしゃいでる男の子に出会った。
なんでか自分でも分からないけど、思わず話しかけてしまった。
「ねー、君も病気なの?」
いつものようにストレートにそう聞いてしまった。そしたら、
「そうだよ。君も?」
「うん。なんの病気かは分からないけどね」
「俺もわかんない。でも、重たい病気らしい。それくらいしか分からない」
重たい病気…。だとしたら尚更、なんでそんなにはしゃいでるのか不思議だった。私は彼に少し興味が湧いた。
それから二年位が経ったころ、いつものように病院に行くと、医者の口から両親へ二十歳まで生きることができないことが告げられた。私はその話をたまたま聞いてしまった。その時の私は「二十歳ならまだまだだな」と思っていたけど、少しだけ不安だった。
そんなある日、病院にいるのにも関わらず元気にはしゃいでる男の子に出会った。
なんでか自分でも分からないけど、思わず話しかけてしまった。
「ねー、君も病気なの?」
いつものようにストレートにそう聞いてしまった。そしたら、
「そうだよ。君も?」
「うん。なんの病気かは分からないけどね」
「俺もわかんない。でも、重たい病気らしい。それくらいしか分からない」
重たい病気…。だとしたら尚更、なんでそんなにはしゃいでるのか不思議だった。私は彼に少し興味が湧いた。