朱里へ
まずは病気のこと黙っててごめんね。大切な親友だから、教えたら関係が壊れるんじゃないかって思ったから言えなかった、本当にごめんね。
そして、この二ヶ月間全然遊べなくて本当にごめん。
少し出会った頃の話をさせてください。私は朱里と出会って救われた。本当だよ?
それに覚えてるかな?小学三年生の体育で二人ペアを作る時に、友達がいなくてペアを作れなかった私に真っ先に声をかけてくれたよね。朱里からしたら大したことないんだろうけど、私にとってはとっても嬉しかった。ひとりじゃないんだって思えた。そこから私の人生は変わった。あの時、朱里が声をかけてくれなかったらずっと一人で過ごしてた。人生が一気に薔薇色になった。本当にありがとう。
朱里の将来の旦那さんや子供が見たかったな。だから私の分まで幸せになってね。
それと、私からのお願い!私がいなくなった後、春斗と友達になって欲しいんだ。朱里は春斗のこと誤解してる。春斗は悪い人じゃないの。だからお願い。どうかお願い。
最後に、これだけは言いたい。いつまでも大好きだから、ずっと親友だからね。
最高の人生にしてくれてありがとう。