彼女の日記はそこで終わっていた。本当にギリギリまで日記を書いていたんだ。
そこから数ページをめくっていくと明らかに芽依の字で書かれた遺書があった。

『遺書
まずはお母さん。
これだけは言わせてください。こんなどうしようもない私を愛してくれてありがとう。昼と夜両方働いてまで養ってくれてありがとう。これからはゆっくり自分のために生きてください。もうお母さんの顔を見れないのは寂しいけど、私は生まれ変わってもお母さんの子供でいたいです。あっちで神様に頼んでみます!
娘の私が言うのもあれだけど、あんまり早くこっちに来ないでね?
それとお母さんは寂しいかもしれないけど私とお父さんはお母さんのずっーーとそばにいるから。
世界で一番優しいお母さんのことがずっと大好きです!