それから、蓮と懐かしい小学校の頃の思い出話をして二人で大笑いしてから、蓮を家に返した。少し静かになった病室は寂しくなった。『友達がいるっていいよ』芽依に、いつしかメールでそう言われた言葉を思い出す。芽依の言う通りだった。芽依は本当にすごい。死にたくないなそう思いながら布団の中で少しだけ泣いてしまった。