芽依は屈託のない笑顔でそう言った。なんでくれたのか少しだけ考えたけどやっぱりわかんなかった。
それから僕らはメモに書かれた買い物を済ませて、生徒会室に戻った、いつの間にか会長も来ていた。僕らより遅く来た生徒会長は普通に作業している。これは生徒会長の特権と言うやつだろうか、考えても仕方ないので、僕らも自分の作業に移る。集中してたらいつの間にか朝のホームルームが始まる直前だったけど、
「やべ、解散解散!続きは放課後!」
生徒会長にそう言われてから僕は気づいた。同じクラスの僕と芽依は一緒に教室に向かう。その後はいつも通り授業を受けるふりをしてノートに雲の絵を描きながら、何で芽依がいきなりキーホルダーをくれたのかじっくり考えてみたけどやっぱり分からなかった。ただ、有難く貰っておくとする、今度なにか返そう。そう思った。放課後になって僕らは生徒会室に向かい、朝やってた自分の作業に移る。僕は完成したポスターを先生に見せて、OKを貰ったので家に帰るとする。芽依もちょうどキリのいいところまで終わったと言うので一緒に帰ることにした。帰ってる途中芽依が、
「最近さ、君と出会った頃の夢を見てるの」