僕らは自分たちの街に帰ってきた。もう夜遅いということで僕は彼女を家まで送ることにした。
「わざわざ送ってもらわなくてもいいのに、それにまだ夕方だよ?」
夕方と夜の狭間みたいな時間で夕日がとても綺麗だ、こんなに綺麗な夕日は見たことがなかった。
いや、夕日を意識して見たことがなかっただけだ。
それに彼女が夕日に照らされていてとても綺麗だった。
彼女の家に着くなり僕は変なことを聞いていた。
「あのさぁ、死ぬまで僕と仲良くしてくれる?」
「急にどうしたの?当たり前じゃん!もう友達ってことでいいのか?」
「いや、まだ仲良しかな?」
「何それ」