「つばさ、おはよう、病みつきになりそう」

俺はつばさを朝まで抱きしめた。

「侑斗、恥ずかしいよ、ガッカリしたんじゃないの?」

「すっごく良かったよ、マジやばいって」

俺は興奮していた。

「つばさ、体調は大丈夫?」

「うん、平気よ」

「手術受けよう、先生も進めてくれてるし・・・」

つばさはしばらく考えていた。

「手術受けても助からないなら、お金もったいないし・・・」

「何言ってるんだ、お金は気にしなくていい、俺はつばさとずっと一緒にいたいんだよ」

「うん、私もよ」

「兄貴に頼もう、名医だって言ってたし」

俺は次の日つばさを連れて兄貴の元を訪れた。

「つばさちゃん、久しぶりだね」

「お久しぶりです、ご報告が送れて、侑斗さんと入籍しました」

「そうか、じゃ、つばさちゃんは俺の妹ってわけだ」

つばさは恥ずかしそうに俯いた。

「さて、本題に入ろうか」

「兄貴は名医なんだろう、つばさを治せるよな」

「まずは検査してからだな、つばさちゃんにはしばらく入院して貰うね」

俺は今回ばかりは兄貴を頼った。