俺は目黒侑斗25歳。
飛鷹建設株式会社に中途入社した。
俺はプレイボーイと名高い、星の数ほどの彼女がいる。

決して騙したり、雑に扱ったりしたことはない。
一人、一人と真剣に付き合っている。
そんな時、俺は総務部に配属となった。

「目黒侑斗と申します、よろしくお願いします」

そして、俺の面倒を見てくれる事になったのが、総務部の先輩　立花つばさだった。
だいぶ年上だと思ったが、何故か可愛らしく、守ってあげたいと思った。

「先輩、彼氏いますか」

「私は目黒くんよりだいぶ年上だから、対象外でしょ」

「先輩は対象内ですよ、俺の彼女になってください」

「からかわないで」

「からかってないですよ」

つばさは今まで付き合ってきた彼女達とは印象がだいぶ違うと感じた。
全く相手にされないことも、俺の気持ちに火をつけた。

何としても落として見せると闘志を剥き出しにした。

「つばさは今日から俺の彼女な」

つばさに近づいて、壁を背に攻め寄った。
つばさはびっくりした表情で俺を見つめた。
この時俺は恋に落ちた。

はじめての事に俺は戸惑った。
俺とした事が、はじめて胸が熱くなった。
絶対に自分のものにしたいと、強い気持ちが大きくなった。