その後、アウトレットモールにある、
好きなショップで服を見る。
見たいだけで買う気は無かったんだけど、
気に入ったワンピースを見つけた上に、
それがセールで半額で。
「じゃあ、これは俺が買ってやる」
そう言って、零は私からそのワンピースを取り上げる。
「え、なんで?」
「だって、お前明日誕生日だろ?」
「あ、うん…」
千太郎の記憶があるのだから、
零も私の誕生日を知っていても不思議ではないけど。
「まぁ、千太郎は前々からちゃんとお前に誕生日プレゼント用意してるみたいだから。
この服は、俺からって事だ」
毎年私の誕生日に千太郎からプレゼントを貰っているから、
その事自体は特別知って驚くような事ではないのだけど。
ただ、明日の私の誕生日、その千太郎はいないのに、って思ってしまった。
好きなショップで服を見る。
見たいだけで買う気は無かったんだけど、
気に入ったワンピースを見つけた上に、
それがセールで半額で。
「じゃあ、これは俺が買ってやる」
そう言って、零は私からそのワンピースを取り上げる。
「え、なんで?」
「だって、お前明日誕生日だろ?」
「あ、うん…」
千太郎の記憶があるのだから、
零も私の誕生日を知っていても不思議ではないけど。
「まぁ、千太郎は前々からちゃんとお前に誕生日プレゼント用意してるみたいだから。
この服は、俺からって事だ」
毎年私の誕生日に千太郎からプレゼントを貰っているから、
その事自体は特別知って驚くような事ではないのだけど。
ただ、明日の私の誕生日、その千太郎はいないのに、って思ってしまった。