それから、俺らは休みが合えば、ちょくちょく会うようになった。

色んな話をして、色んな所に出掛けて…

毎日が本当に楽しくてしょうがなくなった。

汐里とは波長がよくあって、一緒にいると楽しかった。

たまには仕事帰りに待ち合わせして食事したりもした。

そんな関係が3ヶ月ほど続いて、俺はある日、汐里と海に来た。

初めて出逢った海だ。

そして、俺は「汐里、俺と付き合ってくれないか?」と告白した。

「ありがとう、暁斗。ヨロシクね」と汐里は俺を受け入れてくれた。

俺と汐里は改めて恋人となった。

俺らはイチャイチャしまくって…ツレより優先していた。

大好きでたまらない。

映画に行けば、その後、2人でたくさん、感想を言い合った。

汐里は家庭的で、料理がスゴく上手くて、よく家で食べることもあった。

ご飯を食べたら、いつも…熱く愛し合った。

キスをする。

お互いの息が上がるほど、熱いキスを。

そして、熱く抱き合い、眠った。こんな関係がずっと続いたら良いなぁ~なんて思いながら。


俺は仕事の辛さも汐里のお掛けで紛れていた。


大好きなアーティストのライブに一緒に行ったりもした。

カラオケに行けば、好きなアーティストのデュエットを歌ったりして。

何時間も笑いあった。

夜の海で砂浜に座って語り合ったりもした。

2人の間に月光があたり、2人を照らしてくれる。

俺は月光に照らされる、汐里の横顔をずっと見ていた。

いつもより、魅力的で、理性を失った俺は、汐里にキスをした。

「…ここ、外だよ?」と照れながら、顔を染める汐里も可愛かった。

けど、 俺は止めることが出来ず、さらに深くキスをすると、汐里は受け入れてくれた。

汐里の髪から香る優しいシャンプーの匂いにクラっとした俺は、我慢できずに家に連れて帰り、汐里を愛した。

そんな日が長らく続いた。

最近、少し汐里の様子がおかしい。

けど、俺は触れてはいけないことなのかと思い、何も言わなかった。

というより、何も言えなかったんだ。

汐里はどんどんキレイになっていくし、羽振りもよく、少し派手になった。

ヤバイやつとつるんでるんじゃないかとさえ、不安になった。

かといって、アクションを起こせないのが俺だ。

けど、あまりにも気になった俺はさりげなく探りを入れてみた。

でも汐里はいつもうまく交わして来た。