『あ』
お互い顔を見合わせた。
「君は……」
「こ、こんにちは」
彼女だ。
まさか、こんなところで出会うとは。
シチュエーション的にはありだが、同じ空間にオカマが二人もいると思うとそればかりは心残りだ。非常に残念極まりない。よりによって初めて再会した場所が、この二人に四六時中いじられている職場なのがたまらなく恥ずかしい。
「……まいったな。恥ずかしいところ見られちゃった」
「いえ、そんなことは。素敵なお店ですよね、ここ」
「よく来るの?」
「最近見つけたんです。大学が近くなので、お昼休みか講義終わりに立ち寄るようになって」
「そうなんだ。僕も学校帰りによくここでバイトしてるんだけど、今まで全然気づかなかったよ」
「時間が合わなかったのかもしれませんね。私、まだ入学して間もないので」
「え、じゃあ今1年生?」
「はい、先月高校を卒業しました」
ということは、あの時まだ高校生だったのか。妙に大人っぽいけどあどけなさも残っていたし。
「そうなんだ。てことは、今は18かな」
「はい。来月で19になります」
思わぬ数々の収穫に、僕は仕事を忘れて彼女との会話に夢中になってしまった。
「じゃあ……これからは会うことあるかもね」
「そうですね」
彼女が、ふわりと笑った。
……まずい。
それだけで、明日からのバイトが少し楽しみになった。
お互い顔を見合わせた。
「君は……」
「こ、こんにちは」
彼女だ。
まさか、こんなところで出会うとは。
シチュエーション的にはありだが、同じ空間にオカマが二人もいると思うとそればかりは心残りだ。非常に残念極まりない。よりによって初めて再会した場所が、この二人に四六時中いじられている職場なのがたまらなく恥ずかしい。
「……まいったな。恥ずかしいところ見られちゃった」
「いえ、そんなことは。素敵なお店ですよね、ここ」
「よく来るの?」
「最近見つけたんです。大学が近くなので、お昼休みか講義終わりに立ち寄るようになって」
「そうなんだ。僕も学校帰りによくここでバイトしてるんだけど、今まで全然気づかなかったよ」
「時間が合わなかったのかもしれませんね。私、まだ入学して間もないので」
「え、じゃあ今1年生?」
「はい、先月高校を卒業しました」
ということは、あの時まだ高校生だったのか。妙に大人っぽいけどあどけなさも残っていたし。
「そうなんだ。てことは、今は18かな」
「はい。来月で19になります」
思わぬ数々の収穫に、僕は仕事を忘れて彼女との会話に夢中になってしまった。
「じゃあ……これからは会うことあるかもね」
「そうですね」
彼女が、ふわりと笑った。
……まずい。
それだけで、明日からのバイトが少し楽しみになった。



