お父さんとお母さんに頼んで、スピーチの練習をした。
「私が委員長になったら、その委員会に入った人に楽しいと思ってもらえる委員会にします。そのために、話しやすい雰囲気を作ったり、反応をしたりします。どの委員会になっても、精一杯やろうと思うので投票宜しくお願いします！……どう？」
うんうん、良いね！これなら受かるよ絶対！
お父さんもお母さんもそう言ってくれた。
自分が今までの委員会であまり楽しいと思うことがなかったから、次の年の子達のは楽しんで欲しかった。そうすればもっと、全体のレベルも上がると思ったからだ。それに皆は『責任』とか、『積極的』とか言うと推測したから敢えて違う意見としてこれがベストだと思ったのだ。
ついに明日は本番だ。全てを出し切る！