「おはようございま~す」
「あ、先輩!おはようございます」
「おはよう」
会社につくと私の部署には半分くらいの社員が来ていた。ちなみに私の部署は某雑誌の編集部。
若い人向けの雑誌なので社員も比較的若い人で構成されていて20~30代の社員がほとんど。半分くらいは同僚か後輩だ。
「あれ、先輩社員証どうしたんですか?」
「え?」
見るといつも首からぶら下げているはずの社員証がなかった。
「家に忘れてきたのかも」
「しっかり者の奏珠先輩が珍しいですね」
朝ちょっとバタバタしていたからなぁ。
「あれ、中島くんは?」
「まだ来てないみたいですよ」
珍しいな。だいたいいつもこの時間には来てるはずなんだけど。
「もしかして奏珠先輩も中島くんのこと好きなんですか?」
彼女は私の高校時代からの後輩の水野真希。
中島くんの一つ年上。彼女には大学のときからの彼氏がいる。
「そんなんじゃないわよ、ただいないなって」
いつもは私より早く来てるから。
「なんだ、先輩も狙ってるのかと思いましたよ~。
あ、でも……」
そう言って声を潜める真希ちゃん。
彼女の耳元でフープイヤリングが揺れる。
「中島くん、先輩のこと好きって噂ですよ?」
「はぁ?」
「ま、中島くんだけじゃないですけど。結構みんな先輩のこと狙ってますよ。
先輩高校の時からモテモテでしたもんね。美人だし」
「何言ってるの、褒めても何も出ないわよ」
ちょうどその時中島くんが出社してきた。
「先輩!おはようございます」
「中島くんおはよう」
「昨日はほんと、ありがとうございました」
「いいよいいよ、どうせ暇だったし」
「今度飲むとき絶対俺に払わせてくださいね。あと、今度先輩の仕事手伝わせてください」
「ふふ、ありがとう。期待しとくね」
いつ行けるかな、今日いけたらいいんだけど。
「先輩ってお酒強いんですか?」
「うーん…酔っ払うとかはないけど」
ちなみに私は居酒屋よりもバーが好き。飲みすぎたりしないし静かだし。もちろん居酒屋も好きだけど。2人きりで行くならバーで、団体で行くなら居酒屋かなって感じ。使い分けている。
「さ、ふたりとも仕事始めよう」
「あ、先輩!おはようございます」
「おはよう」
会社につくと私の部署には半分くらいの社員が来ていた。ちなみに私の部署は某雑誌の編集部。
若い人向けの雑誌なので社員も比較的若い人で構成されていて20~30代の社員がほとんど。半分くらいは同僚か後輩だ。
「あれ、先輩社員証どうしたんですか?」
「え?」
見るといつも首からぶら下げているはずの社員証がなかった。
「家に忘れてきたのかも」
「しっかり者の奏珠先輩が珍しいですね」
朝ちょっとバタバタしていたからなぁ。
「あれ、中島くんは?」
「まだ来てないみたいですよ」
珍しいな。だいたいいつもこの時間には来てるはずなんだけど。
「もしかして奏珠先輩も中島くんのこと好きなんですか?」
彼女は私の高校時代からの後輩の水野真希。
中島くんの一つ年上。彼女には大学のときからの彼氏がいる。
「そんなんじゃないわよ、ただいないなって」
いつもは私より早く来てるから。
「なんだ、先輩も狙ってるのかと思いましたよ~。
あ、でも……」
そう言って声を潜める真希ちゃん。
彼女の耳元でフープイヤリングが揺れる。
「中島くん、先輩のこと好きって噂ですよ?」
「はぁ?」
「ま、中島くんだけじゃないですけど。結構みんな先輩のこと狙ってますよ。
先輩高校の時からモテモテでしたもんね。美人だし」
「何言ってるの、褒めても何も出ないわよ」
ちょうどその時中島くんが出社してきた。
「先輩!おはようございます」
「中島くんおはよう」
「昨日はほんと、ありがとうございました」
「いいよいいよ、どうせ暇だったし」
「今度飲むとき絶対俺に払わせてくださいね。あと、今度先輩の仕事手伝わせてください」
「ふふ、ありがとう。期待しとくね」
いつ行けるかな、今日いけたらいいんだけど。
「先輩ってお酒強いんですか?」
「うーん…酔っ払うとかはないけど」
ちなみに私は居酒屋よりもバーが好き。飲みすぎたりしないし静かだし。もちろん居酒屋も好きだけど。2人きりで行くならバーで、団体で行くなら居酒屋かなって感じ。使い分けている。
「さ、ふたりとも仕事始めよう」