「私の事、好きになりそうとか1ミリも思わなかったんですか?」
「思わなかった」
1ミリどころか考えもしなかったな。
「こんなに可愛いのにですか?」
自分で言うか?
「可愛いよ。
リスに似てて」
そっくりだ。
「囲之先輩はキツネに似てます!!」
俺、囲之予揶はキツネにそっくりだ。
「良い顔だろ?」
「好きな顔です。
あっ」
「俺の顔……タイプだったんだな…」
どうりで俺の顔を見つめてる時間が長いと思った……。
「勘…違いしないで下さい!! 私が待っていたのは……その顔の、風揶先輩ですから!!!」
そうか…。
「風揶の顔もタイプって事になるんだな……」
囲之風揶。
俺と同じ顔をしている男。
俺の双子の兄。
「思わなかった」
1ミリどころか考えもしなかったな。
「こんなに可愛いのにですか?」
自分で言うか?
「可愛いよ。
リスに似てて」
そっくりだ。
「囲之先輩はキツネに似てます!!」
俺、囲之予揶はキツネにそっくりだ。
「良い顔だろ?」
「好きな顔です。
あっ」
「俺の顔……タイプだったんだな…」
どうりで俺の顔を見つめてる時間が長いと思った……。
「勘…違いしないで下さい!! 私が待っていたのは……その顔の、風揶先輩ですから!!!」
そうか…。
「風揶の顔もタイプって事になるんだな……」
囲之風揶。
俺と同じ顔をしている男。
俺の双子の兄。