わかっているなら休み時間中に話してくれ。……まあ、蛍はいつもクラスメイトとつるんでいるし、僕もよく休み時間は僕の友人のクラスメイトと話すので、機会がないからこんな事しているんだろうけど。
 というか、何故授業中に僕へ話しかけてくるんだ。
「まあいいじゃん。折角だから家の近くの堀でいつもくつろいでる猫ちゃんの話してあげる。かわいいよ?」
「いい。それより今は授業中だから、そっちの方集中する」
 何だかんだ話には付き合った。だから、ここで終わらせたいのだが……
「もう……折角の話せる機会なのに……」
 と、隣で愚痴ってくる。何故、休み時間に話しかけてこないんだ。


 授業が終わり、休み時間になったら二羽はすぐにクラスメイトに話しかけられて、自然と輪を教室の中心で作っていった。
 それはもう、あっという間に作られていった。二羽はいつもクラスメイトの友人と休み時間はこうして、絡んでいるのだ。そして休み時間、僕に話しかけてくる事は一切しない。
 何度も繰り返す事になるけれど、これが不思議だった。休み時間に話しかけてこないのは一体なんだというのか。
「よお」
「……ああ、お前か」
「なんだ今日は冷たいな」
 友人が声を掛けてきた。彼以外にも何人か友人はいるが、僕は基本的によく話しかけてきた彼とよく話すのだ。
「二羽さん、今日も授業中に声を掛けてきたよ」
「……ほお? またか」
 いつもこの様に、彼にだけはこうして二羽が授業中に話しかけてくる事を伝えている……のだが、この話をすると、友人はやけにニヤつきながら聞くのだ。
「なんで、二羽さんは授業中に声かけてくるのか、よくわからないな」
「……友達に噂されたくないからだろ」
「え、今なんて?」
「いや、なんでも」