「可愛い人ですねー、誰ですか?」
「桐谷の彼女」
「っ……はぁ!?」
その場にいた桐谷先輩が飲んでいた珈琲が吹き出そうなぐらい驚き、大声で声を上げた。
「花宮、お前な……」
「き、ききききき桐谷先輩の彼女!?!?」
桐谷先輩の声に被せるようにして私も驚きの声を上げた。
えぇ!? 可愛い! いやそうじゃなくて何故このタイミング!? 意味が分からん!
桐谷先輩は「おい待て!!」と普段とは違って少し焦ったように、
「なんでお前がアイツの写真持ってんだよ」
「んー、何で私のスマホにあるんだろ?」
「惚けんな!」
こんな焦っている桐谷先輩を見るのは初めてだ。
その新鮮な状況に目が奪われていると目の前ににゅっと知らない誰かの手が現れる。
「瑞希、それこっちに寄越せ! 俺にも見せろ!!」
「ちょ、紅先輩!?」
隣から手を伸ばしてきた紅先輩に何だか渡してはいけないような気がして私は思わず花宮さんのスマホを紅先輩から遠ざけた。
するとそのスマホはスルッと私の手の中から抜け出し、そして花宮さんの手の中へと戻った。
そして、
「桐谷の彼女」
「っ……はぁ!?」
その場にいた桐谷先輩が飲んでいた珈琲が吹き出そうなぐらい驚き、大声で声を上げた。
「花宮、お前な……」
「き、ききききき桐谷先輩の彼女!?!?」
桐谷先輩の声に被せるようにして私も驚きの声を上げた。
えぇ!? 可愛い! いやそうじゃなくて何故このタイミング!? 意味が分からん!
桐谷先輩は「おい待て!!」と普段とは違って少し焦ったように、
「なんでお前がアイツの写真持ってんだよ」
「んー、何で私のスマホにあるんだろ?」
「惚けんな!」
こんな焦っている桐谷先輩を見るのは初めてだ。
その新鮮な状況に目が奪われていると目の前ににゅっと知らない誰かの手が現れる。
「瑞希、それこっちに寄越せ! 俺にも見せろ!!」
「ちょ、紅先輩!?」
隣から手を伸ばしてきた紅先輩に何だか渡してはいけないような気がして私は思わず花宮さんのスマホを紅先輩から遠ざけた。
するとそのスマホはスルッと私の手の中から抜け出し、そして花宮さんの手の中へと戻った。
そして、