「(こんなに私のことを思ってくれる人がいるなんて……)」


心のどこかでいつも他人のことを敵のように感じていた。そんなネガティブな感情をこの先もずっと抱えていくんだと思っていた。
だけど私が心を開けば、世界は全く違って見えて、周りの人は私に対して優しさしかなかった。


「(私も性格が悪いな……)」


瑞希ちゃんと出会えてよかった。


「あのね、瑞希ちゃん……」


私、もう後ろを向かないよ。後悔をしない。
瑞希ちゃんのこと、友達だと思ってもいいのかな。

大好きな友達に「ごめんね」と「ありがとう」を。