取り敢えずパフェとか頼もうかなー。注文を決めてテーブルに置いてあるボタンを押した。
うん、やっぱりシャーベットパフェにしよう。そう決めて店員さんが来たことに気が付くと私は顔を上げる。
「え!?」
そしてそこに立っていた人物に目を丸くするのだった。
「何でここにいるの?」
厨房で仕事をしていたはずの我が彼氏が何故かフロアの制服に身を包んで私のことを見下ろしていたのだ。
「き、桐谷くん……なんで」
「そっちこそなんでいんの?」
「えっと、バイトが終わるまで待ってようかなって」
「はぁ、なんでよりによって今日なの」
もしかしてフロアの人が少なかったから急遽桐谷くんが助っ人で入ることになったのかな。
初めて見る彼の制服姿は贔屓目なしでも格好良く見えた。
「見てて分かんない? 今結構混んでるんだよね。待ってるんなら別の店にしてくれる?」
「えぇ……パフェ食べようと思ったのに」
「じゃあそれ食べたらどっか移動して。お金出してあげるから」
まるで彼女に対する、お客さんに対する態度でもない彼に私はあからさまに悄気た。確かに彼氏を待つのに混んでいる時間にお邪魔するのが悪かったかもしれない。
ただ私はこのお店の雰囲気が好きだ。店員さんの対応だとか、内装とか、様々な年層の人が集まって和むこの空気が好きだから久々に感じてみたかったのだ。
うん、やっぱりシャーベットパフェにしよう。そう決めて店員さんが来たことに気が付くと私は顔を上げる。
「え!?」
そしてそこに立っていた人物に目を丸くするのだった。
「何でここにいるの?」
厨房で仕事をしていたはずの我が彼氏が何故かフロアの制服に身を包んで私のことを見下ろしていたのだ。
「き、桐谷くん……なんで」
「そっちこそなんでいんの?」
「えっと、バイトが終わるまで待ってようかなって」
「はぁ、なんでよりによって今日なの」
もしかしてフロアの人が少なかったから急遽桐谷くんが助っ人で入ることになったのかな。
初めて見る彼の制服姿は贔屓目なしでも格好良く見えた。
「見てて分かんない? 今結構混んでるんだよね。待ってるんなら別の店にしてくれる?」
「えぇ……パフェ食べようと思ったのに」
「じゃあそれ食べたらどっか移動して。お金出してあげるから」
まるで彼女に対する、お客さんに対する態度でもない彼に私はあからさまに悄気た。確かに彼氏を待つのに混んでいる時間にお邪魔するのが悪かったかもしれない。
ただ私はこのお店の雰囲気が好きだ。店員さんの対応だとか、内装とか、様々な年層の人が集まって和むこの空気が好きだから久々に感じてみたかったのだ。