「ごめんよー、今日掃除があったんだー! お待たせしてごめんね?」
「ううん、よかった」
よ!?、としーちゃんは裏返った声を上げて両手でマスクの上から口を覆う。
何だ?と振り向けば直ぐ近くに彩葉と光里が来ていた。
そっか、初めて会うのか。
「この子でしょ、新しいバイトの子」
「本当にあのポスターで見つかるとは思ってなかったけどねー」
「あ、私たち瑞希と同じクラスなんだけど知ってる? 知らないよねー。名前なんて言うの?」
二人の一斉攻撃にしーちゃんがカチンコチンに固まってしまっている。これだから人見知りは!
いや、でもここで私が守らないでどうする! 私はしーちゃんのナイトじゃない!
「二人ともそこまでよ! しーちゃんに手を出すことは許されなっ……」
「う、宇佐美……雫、れす……」
不意に聞こえてきた声に「え?」と振り返るとそこには真っ赤な顔をしているしーちゃんの姿があった。
今しーちゃん自分から自己紹介した? ていうか「れす」って。噛んでんじゃん。
彼女の言葉に色葉は「宇佐美さんかー」と、
「隣のクラスだっけ? 瑞希といると疲れるかもだけど慣れたら楽しいから仲良くしてあげて〜」
「ていうか超可愛い声してるねー。隣の瑞希の声がダミ声みたい」
「それは言い過ぎなのでは」
しーちゃんの隣にいたら皆そうなるよ。
「ううん、よかった」
よ!?、としーちゃんは裏返った声を上げて両手でマスクの上から口を覆う。
何だ?と振り向けば直ぐ近くに彩葉と光里が来ていた。
そっか、初めて会うのか。
「この子でしょ、新しいバイトの子」
「本当にあのポスターで見つかるとは思ってなかったけどねー」
「あ、私たち瑞希と同じクラスなんだけど知ってる? 知らないよねー。名前なんて言うの?」
二人の一斉攻撃にしーちゃんがカチンコチンに固まってしまっている。これだから人見知りは!
いや、でもここで私が守らないでどうする! 私はしーちゃんのナイトじゃない!
「二人ともそこまでよ! しーちゃんに手を出すことは許されなっ……」
「う、宇佐美……雫、れす……」
不意に聞こえてきた声に「え?」と振り返るとそこには真っ赤な顔をしているしーちゃんの姿があった。
今しーちゃん自分から自己紹介した? ていうか「れす」って。噛んでんじゃん。
彼女の言葉に色葉は「宇佐美さんかー」と、
「隣のクラスだっけ? 瑞希といると疲れるかもだけど慣れたら楽しいから仲良くしてあげて〜」
「ていうか超可愛い声してるねー。隣の瑞希の声がダミ声みたい」
「それは言い過ぎなのでは」
しーちゃんの隣にいたら皆そうなるよ。