改めて思ったけど私のバイト先ってアルバイトのイケメン率高いな。何だろこれ、少女漫画か携帯小説かな?
その中で私は枯れつつあるおっさん店長が好きなわけだけど。そう思ったら確かに私は一般的に変な女なのかもしれない。
バイトを終えて帰ろうと更衣室に入ろうとしたら丁度花宮さんと出くわした。
「え、花宮さん今からですか?」
「深夜だからね、時間あったからシフトに入れてたの」
「花宮さんって結構仕事人間ですよね」
「お金ほしいから。世の中お金、そんなの一般常識。小野も大学生になったら分かるって。あのね、大学生は何をするのにもお金が掛かるの。気が付いたら勝手に三万円くらい無くなってたりするんだから」
何それ大学生怖い。私は花宮さんの言葉を頭で何回も過ぎらせて制服へと着替えた。そう、白セーラーである。
店長が全く萌えない白セーラー。どこからどう見ても魅力的なのに。あれか、私の顔に魅力がないのか。いや、なんか悲しくなってきちゃったな。
私は更衣室を出るとさっさと帰ろうとする。すると「小野さん小野さん」の名前を呼ばれて振り返ると事務室の方からひょこっと顔だけ出してこちらを見ている店長がいた。
一瞬かけ寄りそうになったが今は喧嘩中だったことを思い出しなんとか留まる。
「な、何ですか」
「シュークリーム買ってきたから食べないかなって」
「物で釣ろうとするんですか」
「そうじゃなくて、皆に配ってるから」
皆に配っているなら仕方がない。それに店長のこういうところも何気に好きだから断る勇気なんて流石に出なかった。
その中で私は枯れつつあるおっさん店長が好きなわけだけど。そう思ったら確かに私は一般的に変な女なのかもしれない。
バイトを終えて帰ろうと更衣室に入ろうとしたら丁度花宮さんと出くわした。
「え、花宮さん今からですか?」
「深夜だからね、時間あったからシフトに入れてたの」
「花宮さんって結構仕事人間ですよね」
「お金ほしいから。世の中お金、そんなの一般常識。小野も大学生になったら分かるって。あのね、大学生は何をするのにもお金が掛かるの。気が付いたら勝手に三万円くらい無くなってたりするんだから」
何それ大学生怖い。私は花宮さんの言葉を頭で何回も過ぎらせて制服へと着替えた。そう、白セーラーである。
店長が全く萌えない白セーラー。どこからどう見ても魅力的なのに。あれか、私の顔に魅力がないのか。いや、なんか悲しくなってきちゃったな。
私は更衣室を出るとさっさと帰ろうとする。すると「小野さん小野さん」の名前を呼ばれて振り返ると事務室の方からひょこっと顔だけ出してこちらを見ている店長がいた。
一瞬かけ寄りそうになったが今は喧嘩中だったことを思い出しなんとか留まる。
「な、何ですか」
「シュークリーム買ってきたから食べないかなって」
「物で釣ろうとするんですか」
「そうじゃなくて、皆に配ってるから」
皆に配っているなら仕方がない。それに店長のこういうところも何気に好きだから断る勇気なんて流石に出なかった。