「松浦葵です。お嬢の護衛役をしています。」
葵もにこりとして自己紹介をした。
「…で?任務の概要は?」
花房くんが聞く。その言葉に風くんが口を開いた。
「その説明は僕が。
僕たち今週の土曜日、どうしてもはずせない用事があるんです。で、普段なら平気で空席にするんですけど、最近怪しい動きをする輩が何人かいましてね。それで今回の依頼です。メンバーからの許可はもう取ってあります。」
「何で3人でなんですか?」
口を挟んだのは葵だ。
「それは椿に聞いて。椿が言い出したことだし。七光っての?しかも可愛くもねぇ女。そんな奴が俺らの代わり?反吐が出るね。」
またまた空気が凍りつく。何でこの集まりこんなに一触即発なわけ?
でも、このままじゃ多分、葵が何か言って空気がまた凍りついて…。
あー、考えるだけで恐ろしい。
そう思い口を開こうとした時。
「はいはい。揉めるのやめー。」
神楽さんが手を叩いた。
「とにかく、今週土曜日6時にこのビル集合。今日はヒートアップしそうだから、解散ね。どう?そんな感じで?」
何というか、一気に空気が落ち着いた。読めない笑顔は苦手だけど、神楽さんって凄いんだと思わされた。
「あ、でも優斗と葵くんだけは残って。」
「…え?」
…私は?
そんな思いを読んだ神楽さんは、
「詩織ちゃんには聞かれたくない話。」
と笑った。
葵もにこりとして自己紹介をした。
「…で?任務の概要は?」
花房くんが聞く。その言葉に風くんが口を開いた。
「その説明は僕が。
僕たち今週の土曜日、どうしてもはずせない用事があるんです。で、普段なら平気で空席にするんですけど、最近怪しい動きをする輩が何人かいましてね。それで今回の依頼です。メンバーからの許可はもう取ってあります。」
「何で3人でなんですか?」
口を挟んだのは葵だ。
「それは椿に聞いて。椿が言い出したことだし。七光っての?しかも可愛くもねぇ女。そんな奴が俺らの代わり?反吐が出るね。」
またまた空気が凍りつく。何でこの集まりこんなに一触即発なわけ?
でも、このままじゃ多分、葵が何か言って空気がまた凍りついて…。
あー、考えるだけで恐ろしい。
そう思い口を開こうとした時。
「はいはい。揉めるのやめー。」
神楽さんが手を叩いた。
「とにかく、今週土曜日6時にこのビル集合。今日はヒートアップしそうだから、解散ね。どう?そんな感じで?」
何というか、一気に空気が落ち着いた。読めない笑顔は苦手だけど、神楽さんって凄いんだと思わされた。
「あ、でも優斗と葵くんだけは残って。」
「…え?」
…私は?
そんな思いを読んだ神楽さんは、
「詩織ちゃんには聞かれたくない話。」
と笑った。