そして、やっとの昼休憩。今日は、天気が良いから屋上で食べる事になり、雪と一緒に屋上へと向かった。意外にも、人は誰も居なかった。だけど、その方がラッキーと思った。
「　ねえねえ！ずっ～と結奈に聞きたいことがあったんだけど聞いて良い!?」
と、目を輝かせながら、私を見てくるもんだから
「　う、うん。何なりと。」
と、言うとニヤリとした顔をして
「　結奈って、井伊君と付き合ってるでしょ⁉」
「　えっ⁉ないないないない!!!」
想像以上の事を言われ、自然と声が大きくなってしまった。そして、目が飛び出るって、こういう感覚なのかもしれないとも思った。
「　え～、絶対にそうだと思ったのに～。」
「　いやいやいやいや！逆に何でそう思うのか聞きたいんですけど⁉」