1人でオロオロしていると、1人の男性社員が慌てた様子で部屋に入ってきた。
「さっき小耳にはさんだんだけどさ、昨日今井さんの奥さんが会社に乗り込んできたって本当か?」
「嘘、そんなことがあったの?」
「らしいぞ? こりゃ今井さんは部署移動確定だなぁ」
コソコソと話しているのが筒抜けだ。
久美の化粧する手は完全に止まってしまっている。
「ってことは、不倫相手が誰かってことも、奥さんにバレてるのかな?」
美穂がニヤニヤと久美を見つめて言う。
「うわやばーい! 慰謝料とか取られたりしてぇ!」
「会社にもいられなくなるかもよ?」
美穂と文音はあからさまの攻撃に、不意に久美が立ちあがった。
(こんな状況じゃ会社にいられないよね)
澄恵はそう思ったのだが……。
「さっき小耳にはさんだんだけどさ、昨日今井さんの奥さんが会社に乗り込んできたって本当か?」
「嘘、そんなことがあったの?」
「らしいぞ? こりゃ今井さんは部署移動確定だなぁ」
コソコソと話しているのが筒抜けだ。
久美の化粧する手は完全に止まってしまっている。
「ってことは、不倫相手が誰かってことも、奥さんにバレてるのかな?」
美穂がニヤニヤと久美を見つめて言う。
「うわやばーい! 慰謝料とか取られたりしてぇ!」
「会社にもいられなくなるかもよ?」
美穂と文音はあからさまの攻撃に、不意に久美が立ちあがった。
(こんな状況じゃ会社にいられないよね)
澄恵はそう思ったのだが……。