「よかったら、一緒に御飯でもどう?」


安田の言葉に澄恵は咄嗟にスマホをカバンに入れて隠した。


2人からメッセージを見られたくないと思ったからだ。


(今日くらいいいよね? 2人とも、仕事を手伝ってくれなかったんだし……)


「ぜ、ぜひ!」


澄恵は大きく頷き、安田と共に会社を出たのだった。