「……やめちゃだめ?」


少し上目遣いで、おねだりをするように一言。


私は決して可愛い部類じゃないけれど、必死で可愛く見せようと努力する。


なのに……「ダメ」と、一言冷たく返ってきた。


やっぱり?


ダメと知りつつのお願いだったが、肩を落とす。


「碧、あいつらに言ったろ?」


「へ……?」


「『あんな罰ゲームすぐるにとって『特別』な人じゃなきゃ経験できないでしょ? いくらキレイで可愛くても、私以外の人は経験できないこと』」