「あれはただの『お試し』だと言ったろ? 俺があれくらいの罰で満足するとでも思ったか?」


「……っ!」


そんなの卑怯だよ!!


すぐるの手が、私の足をなでた。


「ひゃっ!」


そこは一番くすぐったいところで、ピクンッと一瞬身を縮める。


「碧。そんな可愛い反応してたら、マジでここでやっちまうよ?」


「やっ……! 離して!!」


「じゃぁ、校内放送するんだな?」


すぐるの言葉に私はひとつ、頷いた……。