「んぎゃ!」


突然立ち止まるので、すぐるの背中に顔をぶつけてしまった。


「変な鳴き声出すな」


「すぐるが止まるからっ!!」


「静かにしろよ」


そう言い、ため息をつきながら目の前の部屋を指差した。


そこは、私も何度か入ったことのある放送室だった。