シュンとして俯いていると、すぐるの大きな手が私の頭をなでた。


驚いて顔を上げる。


「まぁ、頑張ったと思うけど」


「本当?」


「あぁ。でも……失敗は失敗だ」


うっ……。


私は、言い返すことが出来ない。


「罰だな」


そう言い、すぐるは楽しそうに笑った――。