……助けてくれたの……?


私は、律の手を借りて教卓から降りた。


「いい度胸だったぞ!」


「歌いたいなら今度カラオケ行こうよぉ」


「案外目立つ事もするんだねぇ」


クラスメートたちから、そんな言葉が飛んでくる。


なんだか人気者になった気分だ。