そんな思い出に浸っていると、すぐるが振り向いた。


「碧」


「え?」


「罰を与える」


その言葉に、今までの懐かしい気分がサーっとさらわれていくのがわかった。


どうしても、1年前の『罰』を思い出してしまうのだ。


幸せの後の、幸せな束縛……。