『できない』と、首を強く振る私。


「いいのか? ここで諦めたら何もしないまま罰だぞ」


それはっ……。


嫌だ。


でも、この命令をちゃんとこなせる自信もない。


「もし、碧がちゃんと言った通りのものを買ってくれば、俺が碧の言うことを聞いてやる」


「……本当に?」


「あぁ。そういう約束だろ」


「何でも、言っていいの?」


「もちろん」